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和田行男の「婆さんとともに」

薄れし18年前2年前

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 あのときの光景は今でもくっきり画像として脳に残っている。
 あの場面に遭遇した方々は僕の比ではなく、温度・湿度、風、振動など、身体全体が感じた感触までくっきりと残っていることだろう。
 あのときとは、阪神大震災であり東北大震災である。

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 災害の規模はどうあれ、どんな災害でも被災した方々にとって忘れ得ない出来事も、被災していない自分にとってはどこか他人事であり、時とともに薄れ忘れていく。
 そんなだらしない自分にとって救いとなるのが、鉄道車両や街並みで見かける「標語」である。

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 標語を見ては災害・被災者を思い起こし、思い起こしては備えを意識しなおし、しなおしては身近な連中へ伝え、伝えては意識し直しの繰り返しだ。
 すぐに忘れるのは、僕のまずいところである(良さでもあると僕は思っているが)。

 つい先日茨城に行った時も、時とともにぶら下げていた携帯用の懐中電灯が腰から消え、携帯する装備も減ってカバンが軽くなったことに、鉄道車両(上写真)の標語を見て気づかされた。
 もうひとつ「18年前2年前」を忘れないために、年に2度そのための勉強会をやっている。
 以前ブログで紹介した2011年8月に結成した災害支援法人ネットワーク・通称「おせっかいネット」(北海道から九州まで14都道県15法人が参加)が、会員法人の拠点事業所のある市区町に集まって行う学習交流会だ。次回は2月に松山市で開催する。
 18年前2年前に被災された人も会員になってくれていて、そのときの話を涙ながらに聞かせてくれるが、それが実感のない僕のモチベーションとなり推進力となる。
 僕の場合、こうした標語や学習会などで意識し続けないと、本当に他人事として忘れ去っていきかねない。
 18年前は地元関西であったにもかかわらずまったく動けなかったが、それを2年前は辛うじて活かせた。
 過去の事実は消せないにしろ、過去の出来事から教訓化して次期に活かせるかどうかは、自分が「今できることである」と言い聞かせている(下写真:福島県にある仮設住宅群)。

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 被災に学んで被災に還す
 18年前2年前、忘れることなく肝に銘じて生きたい。


コメント


和田さん、お久しぶりです。10数年前にお世話になったやすらぎの城戸と申します。ふとしたことから、和田さんのプログ見つけました。拝見したいと思います。これからも、ご指導、お話を聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします。


投稿者: 城戸 | 2013年01月24日 00:59

以前10年以上前に、連絡会の参加者が10名位の頃の、東京都グループホーム連絡会に参加させて頂いたり、やすらぎグループホームの講習会で講師をお願いしたりとありがとうございました。今は東久留米のマザアスというところで、グループホーム職員をしています。また、勉強になるお話を聞かせていただきたいと思っています。プログ楽しみにしております。


投稿者: 城戸孝次 | 2013年01月24日 01:08

久々に投稿させていただきます。
意外なことに?わたしが介護職を目指したきっかけは、阪神淡路大震災でした。当時のニュースで仮設住宅で暮らす方の孤独死を知り「巡回のヘルパーがひとりでも多くいれば助かる命があったかもしれない。」と報道されていました。
特養、デイを経験し…グループホームの入居者と職員を守ることを使命として、自分なりに努力してきましたが~もう限界を感じています。
辞めてしまうと今まで築いてきたことを、すべて諦めることになりますね。後悔しない選択をしたいと思います。
いつかまた和田さんにお会いできたら…素敵。


投稿者: T | 2013年01月25日 01:25

城戸さんへ

城戸さんって、あのちっこい城戸さんですか。
マザアスって、飛んで跳ねる管理者のとこですか。


投稿者: わだゆきお | 2013年01月25日 21:57

おはようございます。今年、初めての投稿です。
Tさんへ
グループホームの入居者と職員を守る事を使命として、自分なりに努力してきましたが~もう限界を感じています。
私もグループホームで10年以上、同じ思いで勤務しておりました。俗に言う管理者という立場でした。その中で職員に言い続けてきた事は・・・「私達には辞める権利がある」「自分を大事にして下さい」この2点でした。
和田チルドレンであるなら、いつでもどこでも、初めの第一歩は踏み出せます。今まで築いてきた物が無になる事はありません。何故ならば「過去と他人は変えられぬ、未来と自分は変えられる」という言葉がありますから。使い方を間違えていると思いますが。
PS
ご存じと思いますが、波の女のページからも和田メッセージ発信されています。また、味が違って自分自身を振り返る事が出来ますよ。


投稿者: 博一 | 2013年01月26日 09:10

ノロウイルスが治まると、インフルエンザが蔓延してます…。
みんな元気になって、また一緒にご飯食べましょう。

大丈夫かな?と祈るように部屋を訪ねると、マスクをマイマスクにしているばあさん、暑いからと裸で新聞を読んでるばあさんは前日までインフルエンザで38℃ありました。

早く元気になってくださいね。


投稿者: わたる | 2013年01月27日 20:03

Tさんへ
そうです、僕は、そのちっこい城戸です。
ただ、管理者の方は、特に跳ねないと思います。和田さんプログでいろいろ勉強したいと思っています。


投稿者: 城戸 | 2013年01月27日 23:02

コメント拝見いたしました。ありがとうございます。管理者って何なのでしょうね!?まだ自分の中では「辞めろ」とも「辞めないで」とも言われたくない実に矛盾した気持ちが揺らいでいます。
波の女~のページは知りませんでした(>_<)
誰かや何かにすがろうとするわたしはまだまだ甘いですね~。いずれにしても「続ける」って難しいものですね。


投稿者: T | 2013年01月28日 17:27

ちっこい~と返したのは和田さんですよ~(^o^)
過去と人は変えられないけれど、未来と自分は変えられるというメッセージ…響きました。ありがとうございました。


投稿者: T | 2013年01月30日 21:22

城戸さんって小平2中の出身の城戸さんですか?


投稿者: なかうち | 2013年04月28日 16:34

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
和田 行男
(わだ ゆきお)
高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は大起エンゼルヘルプでグループホーム・デイサービス・小規模多機能ホームなどを統括。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

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