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和田行男の「婆さんとともに」

夜街顔

和田行男の「婆さんとともに」2012年2月27日

 わが町も、夜の顔は一味ふた味変わる。いつも見慣れた街並みだからこそ見すごしがちだが、ステキな表情を見せてくれる。
 先日訪ねた松本市の「手の入っていない素の街顔」にわくわくどきどきした。

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和田行男の「婆さんとともに」2012年2月27日

 どこの街でも1軒はあったであろうタクシーやハイヤー店。子供のころは「大人の世界」に思えたものだ。レトロチックな店構えの中にプリウスとは時代の流れか。

和田行男の「婆さんとともに」2012年2月27日

和田行男の「婆さんとともに」2012年2月27日

 子供のころに見た大人の世界を描いた映画のワンシーンに登場しそうな町角。明る過ぎず暗すぎず、ヨーロッパの街並みとよく似ている。東京など日本の大都会は明る過ぎやしないか。

和田行男の「婆さんとともに」2012年2月27日

和田行男の「婆さんとともに」2012年2月27日

和田行男の「婆さんとともに」2012年2月27日

 小学4年生から始めた新聞配達だが、こんな専売店なら早起きも毎日楽しかったやろなぁ。松本市内には蔵だけでなくモダンな建物がたくさん残っている。
 松本市のシンボルは松本城。犬山城、彦根城、姫路城などと並ぶ国宝で、世界の人類遺産であるが、僕は松本の街そのものが遺産的価値をもっていると思っていたのだが・・・。
 外国人に問うた調査で松本市は、京都や奈良を差し置いて、東京浅草に次ぐ人気スポットらしい。
 その松本も訪ねる度に、どこにでもある街顔に変貌しているのが残念でならない。松本市のことを愛する僕の仲間も「松本は取り残されてもいい」と嘆いていた。目指せ!陸の孤島である。

和田行男の「婆さんとともに」2012年2月27日

和田行男の「婆さんとともに」2012年2月27日

 チェーン店に追われて鄙びてしまった一杯飲み屋のように思われるがちだが、どっこいまだまだ活きている。
 僕は知らない土地でも一杯飲み屋を求めて彷徨が、それは「飲み屋」という建物でもブランドでもなく「飲み屋のたいしょう・おかみさん」に出会いを求めるから。チェーン店では主の顔が見えない。
 活きてはいるが「飲み屋横丁」は確実にすたれてきている。片手に鮨のお持ち帰りをちょいと持ち「ウイっ」なんてうめきながら千鳥足で歩く「昭和ののんべ」も、とんと見かけなくなった。
 時代が平成になって24年、西暦は2000年を10年以上も越え、夢の21世紀も21世紀の文字さえどこにも出てこない普通のことになったということか。

和田行男の「婆さんとともに」2012年2月27日

和田行男の「婆さんとともに」2012年2月27日

和田行男の「婆さんとともに」2012年2月27日

 キラキラ輝く宝石のような夜街顔。大好き!である。


 24日名古屋から東京駅に向かう途中、品川駅に停車したら隣に下りの新幹線が止まっていたが、何気に見ると300系の特別車両が止まっているではないか。あわてて飛び降りて写真をパチリ。
 こういうときは昔の杵柄・鉄チャン(鉄道マニア)に戻るから自分でも驚き。しかも心の臓がわくわくドキドキする。
 3月16日に引退する初代のぞみ号の300系は新幹線超高速時代を幕開けさせた功労車だが、あと数本の臨時列車のみでしか見られない。

和田行男の「婆さんとともに」2012年2月27日

 今や新幹線はN700系(下の写真手前の車両:僕が名古屋から乗ってきた新幹線)の全盛時代であるが、いつかそのN700系の車体にも「おわかれの文字」が刻まれる時がくる。

和田行男の「婆さんとともに」2012年2月27日

 15年後2027年にはリニアモーターカー時速500キロ・東京-名古屋50分の時代がやってくる。昭和30年代特急こだま号151系の時代は7時間、のぞみ号300系は時速270キロだから鉄道技術の進歩は凄まじい。
 風邪気味のここ数日間ボーっとしているが、身体で感じた「日本社会の在り様への疑問」は、過去への哀愁でも変貌への拒否でもなく、超高齢社会というテーマと国づくりのギャップへの不信、その土地に根差した文化の香りをはぐ街づくりへの怒り。そんな理屈もさることながら、瓦屋根の街並みにパナホームを建てるな!蔵街にビルを建てるな!街のシンボル国宝松本城が道々から見えるようにせーよ!もうちっと美しい街並みを考えろよ!と、まったく美的センスを持ち合わせていない僕でさえ腹が立ってくる街の景観への嘆きからかもしれない。
 せめて松本よ!せめて奈良よ!せめて浅草よ!せめて沖縄の町々村々よ!街全体が世界遺産になるような街づくりをして世界中を驚かせて欲しいと願うのは、住民でない僕のエゴ?それは日本国の責任やと思うのは、税金の無駄遣いかな。
 せっかくステキな夜の街顔に出会っておきながら「嘆き」では申し訳ないが、最近何かに焦っているのか気持がキュウキュウしている自分をリセットしてくれた夜街顔に感謝である。夜街に誘ってくれた松本市の友人たちに感謝である。


コメント


 和田さん、皆さん、おはようございます。

 私も、ここのところ、なんだか気持ちばかり焦っています。なぜだか解らない焦り・・・あります。でも、今は動けない時期なのでじっくりと、自分の知識を増やしていこうと思います。

 今まで、日本の未来の希望が夢で、想像でしかなかったけれど、大阪の橋下さんが近づけてくれそうで、橋下さんの動きから目が離せません。

 私の住んでいる栃木市は大通りがシャッター街になってしまいました。昔の良い雰囲気は・・・。でも、地域おこし、蔵で祭りで町全体の商店が蔵造りに変わるなどしています。でも、活性化につながらなく、停滞している状況です。

地域の人々があつまり、市長・専門職・社会福祉法人・自治体・市民などで、すぐに実行できる市民会議をしてほしく思っています。栃木市の意見書に投票してみます。話し合いが行われても、市民だけではだめなんです。そこに決定権のある人の参加がなければ話し合いで終わってしまいます。話し合いをすることも大変大切ですが、自分の意見が実現していくことは、意欲を高めることにつながります。栃木市を活性化していきたい。これは、住民の誰しも心の何処かで思っていることかもしれません。
「温故知新」栃木市にも古き素敵な建物が沢山あります。これらを活かしながら、新しい形を作り、地域に人々が集まるよう「賑やか栃木」出来たら、嬉しいです。


投稿者: 寺内 美枝子 | 2012年02月28日 07:52

寺内様 いつぞやはご心配 励まし 本当にありがとうございました。 今は畑違いの老健で一からやり直しています。介護する側 される側 ご家族の立場、管理する側 行政の側 なんと立場の違う方々が関わっている仕事なのでしょうか!前の経験も踏まえつつコツコツと働いてます


投稿者: マメ | 2012年03月02日 21:20

和田さん、皆さん、こんばんは。

いつも済みませんが、お借りします。

 マメさんへ
いつもマメさんを応援しています。

 私の友人は、この仕事がすごく好きなのに施設で嫌な思いをして転職し、ケーキの販売員になっています。もう一人は結婚し赤ちゃんが生まれます。どちらも彼氏とラブラブだし喜ばしいのですが、私としては自分のふがいなさを感じます。私にホームを経営する資金と能力があれば・・・と悔やまれます。でも、夢は認知症ディサービスから始まってお泊りも出来るホームを考えていますので、夢は大きくですかね。富山型ディサービス、身体に障害のある人・知的に障害のある人・精神に障害のある人のディサービスと学童保育ですかね。そういったディサービスをしたい・・・その他に社会福祉士の資格も取りたくて大学に行っています。夢があまりにも大きすぎますが、でも、実行したいです。近づけたいです。
 御爺さん・御婆さんが好きな人は、この仕事、やめたらいけません、いえ、やめないでほしいのです。老健、色々と大変だと思います。でも、必ず!!!雨降りの後には虹が出ます。私は、そう・・・信じています。マメさんにも御爺さん・御婆さんと素敵な毎日を過ごしてほしく思います。
 御爺さん・御婆さんが好きなことは、とても素敵なことなのだから・・・負けないで・・・。


投稿者: 寺内 美枝子 | 2012年03月04日 20:44

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プロフィール
和田 行男
(わだ ゆきお)
高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は大起エンゼルヘルプでグループホーム・デイサービス・小規模多機能ホームなどを統括。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

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