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高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」

ケアマネジャーは何歳が限界か?

突然ですが、このブログを読まれているケアマネジャーの皆さんにお尋ねします。

「何歳までケアマネジャーをされますか?」
「ケアマネジャーは、何歳が限界でしょうか?」

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日頃、記録が多くて大変、制度が細かくてわかりにくい、などとお嘆きのケアマネジャーの方なら、「今すぐにでも辞めたい!」とおっしゃる方もいるかと思います。
しかし、現実的に辞めることができるかとなると、「利用者(家族)の方がいるので、そんな簡単にはできない」とのお返事が。なるほど、頼もしい限りです!

先日、鳥取県米子市の研修会に講師として招かれました。
会場を見渡すと、40代前後の方を中心に、50代の方もチラホラ……。
では、もし法人の定年が60歳だったら、その方たちはどうされるのでしょうか?


近頃考えることの1つに、「ケアマネジャーは何歳まで可能なのか?」があります。
70歳? いえいえ 80歳?……

私は、引退する人は多くても、案外と残る人も多いのではないかと予想しています。
でも、法人格を持っていないと指定は受けられませんよね。
だから、次のいくつかのパターンに分かれることが想定されます。


①独立系(これも妙な言い方です)の事業所を個人で立ち上げる
②定年ケアマネ(失礼!<(_ _)>)が集まって共同事務所を作る
③“ボランティア・ケアマネ”として活動する


①の独立系事業所を設立した人は、「これで法人から、うるさく言われることなく(例:稼ぎが少ない、コストがかかる、利益を出せ)、本来のケアマネジメントができるわ!」とおっしゃるかもしれません。

また②の方は、「これでようやく1人ケアマネから解放される。1人でやっていると孤独だし、何より誰にも相談できないから不安。共同事務所だからコピー機や家賃の経費も分担できるしね!」などの感想を述べられることでしょう。

この2つを選択した60代(?)ケアマネさんの特徴は、「持ち件数が10~15件」程度ということになるでしょう。

この際のメリットは、丁寧なケアマネジメントができるということ。体力的にも時間的にも、ちょうどいい件数ですね。
子どもが手を離れ、年金生活も始まり(自分はまだでも夫は始まっていたり…)、住宅ローンも終わっているなら、そうあくせく働く必要はありません。
あとは年に数回の海外旅行ができ、孫のお小遣い程度が稼げれば……と、ここまでは言いすぎでしょうか?(>_<)

そしてこのレベルだと、主任介護支援専門員の資格を持っている人も複数いそうで、特定事業所加算を取ることが可能かも。そうなれば報酬的にも余裕が出るでしょうか。

ただし、夜間の電話対応と地域包括支援センターから回ってきた困難事例をどうするかが、案外と頭を抱えるテーマになるかもしれません。


③の“ボランティア・ケアマネ”という選択肢もあります。
つまり、法人格として事業所を立ち上げるのではなく、地域で「ケアプラン相談室」なるものの看板を掲げる。
そして、行政・地域包括支援センター・社会福祉協議会からの紹介や、地域の方からの相談を受ける「ケアプラン・アドバイザー」になるというものです。

ボランティアですから、指定を受ける必要もないし、運営基準に縛られることもありません。
「利用者本位のケアマネジメント」のために、とことん利用者の立場に立った“市民後見人”的アドバイザーとして活躍が期待されます。セルフケアプランを作る教室を開いても、おもしろいですね。


①②③のどれを選ぶか?
もちろん、すっかりこの業界から足を洗ってしまうのも一つの手です(笑)。

還暦を過ぎた後は、立場や環境を変えてケアマネジャーの仕事を続けるか、それともフリーの立場で地域で活動するか……
そのようなことを考える時期に来ているケアマネジャーさんたちがいると感じます。

現役ケアマネジャーのための「生きがい支援」……もちろんそれもいいんじゃないでしょうか。(^_^;)


【ムロさんの写メ日記】

鳥取県介護支援専門員連絡協議会西部支部研修会「ニーズをとらえるコミュニケーション~質問力を高めよう~」です。
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高齢者の短歌を紹介しています。詠み手は85歳から95歳まで幅広い!その感性に脱帽です。
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数年ぶりに再会した、馬詰美保子さん(伯耆町役場保健師)。
「タレントで活躍中の珍獣ハンター・イモトアヤコはうちの町の出身で、新生児検診で診たことがあるんですよ(笑)」とのこと。ご両親とは仕事仲間だそうです。ヘエ~ですよね(^_^;)。
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コメント


うちの居宅介護支援事業所には73歳のケアマネジャーがいます。ベースは看護師。おっとりとした話し方で利用者さんからとても信頼されています。
長く生きてこられた経験と柔軟性をとても多く持たれ
よい支援をされていると思います。


投稿者: Anonymous | 2012年11月21日 23:43

主人が亡くなり1年目 今後の生活が不安になり59歳後半でケアマネ取得 今GHでパートで働いています
最低2年働いて 次は社会福祉士めざしたいなあと思います 多分難しいとは思いますが 生涯学習として目標を持って頑張りたいと思っています 又今後地域でも役立てるような人間になりたいです 


投稿者: rurutann | 2013年08月27日 15:47

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

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