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高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」

連載ウラ話「会議の環境づくり」

今回は、月刊ケアマネジャーの連載『高室流“恥”をかかない会議術』のウラ話?です。

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皆さんは、話し合う“空間”を意識していますか?

ケアマネジャーが開くサービス担当者会議の多くは、利用者さんのご自宅で行います。
その場合、居間で行うか、居室で行うかで迷うところでしょう。
ベッドに寝たきりの利用者の方に参加してもらうには、居室が会議場所になります。

その際、人が多いと、それなりに圧迫感を感じながらの会議となります。
しかし、その時に、ちょっとした心遣い(心配り)をするだけで、「圧迫感」を「密接感」に変えることができます。
(ただし、あまり近すぎると「密着感」になったりします(^_^;))


心づかいといっても、大げさなことはありません。
まずは、会議の30分前に到着しておくことです。

そこで一体何をするか……座る位置を決める、部屋をさりげなくこざっぱりさせる(会議をするにはちょっと散らかりすぎている場合です。あくまで、“さりげなく”がポイント)。

それと重要なのは、利用者(家族)さんをリラックスさせるということです。
さらに、早めに到着した事業所さんとは、少し深い会話もすることができます。


また、会議を行う場所の“明るさ”も大切な要素です。

ひとつここで、一般的な会議の話題をします。
近頃、パワーポイントを使ったプレゼンテーションが、介護・福祉業界でも一般的になってきました。とても喜ばしいことです。
しかしその際、お決まりのように会場を暗くします。

実は、これはマズイんですね~。

たしかに、6~8年前のプロジェクターは旧式だったので、光量がそもそも低かったため仕方ありませんでした。

でも、ここ1年で、プロジェクターは安価かつ驚くほど明るくて鮮明になりました。
通常の部屋の明かりでも、十分に画面が見えるようになったのです。

プロジェクターの買い替えを推奨しているわけではありませんが(^_^;)、もし会場を暗くしなければならないなら、意図的に、参加者に語りかけるなどの工夫をすることをお勧めします。


今回の連載では、“座る位置”についても最後に書きましたので、ちょっと紹介しますね。

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座る位置で混乱が起きそうなら、あらかじめ、場所を決めておくというのも一つの手です。

しかし、やってはいけないのは、「○○さんは年長者だから上座で……」としてしまうこと。
何より考えなければならないのは、利用者(家族)にとって安心できる位置はどこかという視点です。

それと「ぜひ知り合いになってもらいたい」という意図があれば、隣り同士にするという方法もあります。
このような気配りを、さりげなくできるようになると、マネジメントを担う人間としては、ワンランクアップですね。!(^^)!


先週、熊本県A市のケアマネMさんから、今回の雑誌連載の感想メールが届きました。
彼女の基礎資格は、看護師さんです。

「高室先生こんばんは!月刊ケアマネジャー7月号の感想を書きます。
サービス担当者会議で大勢参加していただくのは、医療依存度が高い方の時です。会議は約30分の予定で、自己紹介から始めます。
私は、“時間”をとても大事に考えているので、事前に、サービス事業所と十分な打ち合わせをしておきます」

いつも携帯からメルマガなどの感想を送ってくれる方です。
文章が単刀直入ですが(^_^;)、率直な感想をくれるのでありがたいです。


【ムロさんの写メ日記】

秋田県十和田市の文章上達術のセミナーです。
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「どこが苦手?」「そうねぇ……」と本音が爆発?
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「時間帯表記」について話しています。
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最前列でがんばっていた中山大輔さんです。名刺のアップをご紹介。
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認知症広報芝居の「じゅんちゃん一座」の幟とデイサービスきゃんぱすの橘友博さん(ピン芸人のスギちゃんにそっくり!(^^)!)。
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プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

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著者:高室成幸
定価:¥2,100(税込)
発行:中央法規出版
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