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高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」

講演の楽しみ

 今回は講演の楽しみについてお話しします。
 「北は北海道から南は九州・沖縄まで」とたとえられるように、昨年度は全国の研修会場から講演に呼んでいただきました。
 講演の対象者は、現役のケアマネジャーからペーパーケアマネジャー(更新研修で義務的?に受講されている方々もチラホラ)、地域包括支援センターの職員(社会福祉士、保健師、主任介護支援専門員)、行政職員、そして民生児童委員や市民まで、さまざまな方々の前で話します。

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 これらの方々がテーマ別に分かれていると、それぞれに合わせた話し方ができますが、「創ろう、地域包括ケア」といった広いテーマでは、関係者一堂が会するので、いささか会場の空気が違います。民生委員の女性陣の方々が集団で、真ん中あたりを占拠(笑)されます。男性の民生委員さんは端っこのほうで遠慮がちです。
 どこまでも住民感覚そのままの民生委員さんですから、3時間近く引き付けるには、話題にどれだけ身近さを感じていただけるかが勝負です。
 ある意味、とても厳しい聴き手でわからなかったり、つまらなかったら、平気でアクビ・居眠り・ソワソワが始まります。ですから、専門用語(例:「下肢筋力の低下」など)を使いつつ、具体的な事例(足腰が弱ると台所仕事で立ちっぱなしはつらいなど)を挙げてフォローし、時には会場まで質問に走って一体感づくりを工夫します。

 では、このコーナータイトルのケアマネジャーさんたちです。ケアマネジャーといっても看護師、介護福祉士の勢力が圧倒的ですが、最近、男性といえば柔道整復師さん、理学療法士さんが増えています。女性では、ヘルパー1級の方も目につくようになってきました。55歳の方で「ようやく昨年受かりました!」と、ピカピカの一年生気分の方もいらっしゃいます。30歳前後の女性で「今回、合格しました」という方も。どの方々も前のめりなくらいに積極的なのが印象的です。
 講演会では、これらの人たちと会場で交わす会話が楽しみのひとつです。休憩時間にはできるだけ会場に降り、「聞こえますか?」(400~600人以上の会場で後列の方に)、「話のテンポは速くないですか?」(結構早口になるので)、と確認をします。その際のリアクションがまた楽しみになっています(関西系はかならずボケが入るのです)。
 講演の楽しみを味わうには、まずはミニ講演会でもいいので体験することです。昨年11月、厚生労働省介護予防指導者研修会を2日間をやった際に、「まずご自分で講師をやってみてください」と熱いメッセージを送りました。それは、講師をやると勉強するということ、話すことであやふやな理解がわかり、自分をバージョンアップできること、そして最後は話し手の気持ちがわかるようになること。
 自分の語る内容に「うなずき」や「笑い」で応えてもらえると不思議な自信も湧いてきて、講演もちょっと好きになるかも?
 まずはご自分の事業所やグループでやってみてはいかがでしょうか? 話す内容ですか? ご自分の得意な、みんながちょっと知らないような、話していて楽しい話題を、まずは10分程度から始めてみるとよいでしょう。

ムロさんのデジカメ日記
 40人規模の研修会の様子。この規模だと「顔の見える関係」がしっかりと作れますね。最初の講師デビューにはちょうどよい人数かもしれません。
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 先週、『ケアコム』9号の対談で、落合恵子さんとお会いしました。場所は原宿・表参道駅から徒歩3分のクレヨンハウスでした。対談の内容は、6月発行のケアコム掲載までお待ちください。
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 毎週火曜日配信のメルマガ「元気いっぱい」120号は「らしさを考える」です(毎週火曜日配信)。HPに掲示しています。
 4月からケアマネジメント実践力アップセミナーが始まります。ご案内とメルマガのバックナンバーはすべて閲覧可能です!
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コメント


 「講演」→「楽しみ」と続くところが、すごい…というか、勉強を重ね、工夫を凝らし、経験を積んできておられるからこそ言えることですね。
 仕事で講師をする時は、やる前からドキドキ。終わった後に受講者の皆さんのアンケートを読む時もドキドキです…落ち込むこともたびたび。
 でもそんな時に、アンケートにあたたかい言葉が綴られていたり、終わった後に感想を伝えにきてくださる方がいると勇気百倍になります!
 苦手意識ばかりでなく「楽しむ」気持ちが大切なのかもしれませんね。それが聞き手の皆さんにも伝わるのかも…
 先生の講演がワクワク楽しいのも、これが秘訣なのかも?ですね。


投稿者: 田舎の学校の卒業生より | 2008年04月08日 22:06

 いつも楽しく拝見しております。
 先生の研修を何度か拝見させていただき、「楽しむ」気持ちを持つ必要性は十分理解しておりましたが、この4月からケアマネジャーの仕事につくことになりました。
 現在は全く「楽しむ」余裕がありませんが、錆びた資格と錆びた体の錆びを落とすことも楽しみにかえ、また御利用者様との対話を楽しんでいけるようになりたいと思っております。


投稿者: ワタナベ | 2008年04月09日 17:08

 今日、山口県宇部市に来ています。

卒業生さんへ
 そうですよね、講師をやると、がっくりくることってあります。かつて、自分の至らなさに「あああっ!」と叫びたくなる(笑)瞬間ってありました。それとか、ちょっと伝えた情報が古かったり。
 だからこその真剣勝負。だからこそのリラックスです。習うより慣れろという格言もあります。まずはがんばってみましょう!

ワタナベさんへ
 そうですか、これからの活躍に期待しています。まずは錆びた身体とメタボな身体をシェイプアップですかね(笑)
 またメール、ください。


投稿者: たかむろ | 2008年04月16日 11:06

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プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

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