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佐野卓志の「こころの病を生きるぼく」 2011年09月

人は死ぬ前に何を思うのだろうpart2

 戦場では死んだ兵士が身につけていた金属の認識票が集められる。これで家族への戦死の連絡が行くのだろうが、一人ひとりは圧倒的恐怖の中で死ぬ瞬間に何を考えるのだろう。やはり生きていたときに心を通わせた、恋人や家族のことだろうか。ではひとり孤独に生きてきた高齢者たちは、何を考えて息を引き取るのだろう。子や孫や、心通わせたことのある思い出だろうか。



人は死ぬ前に何を思うのだろうpart1

 地球に対して独立戦争を仕掛けた、宇宙コロニーのジオン公国には、独立という「正義」があった。もちろん地球連邦軍にも防衛という「正義」があった。ガンダムの戦争は正義と正義のぶつかり合いだった。しかしながらジオン公国は独裁国家であり戦争手段を選ばなかったために、作品ではジオン公国は「悪」役であり、地球連邦軍のモビルスーツであるガンダムと母艦のホワイトベースがヒーローとなった。ジオン公国は第二次世界大戦のナチスドイツや日本をイメージさせている。実際ジオンの旗や軍服はナチスドイツそっくりである。



原発は核兵器?

 読売新聞9/7の社説がネットでずいぶん話題になっている。ネットのあちこちで引用されているけれど、読んでいない人のために引用しておく。社説はあくまで原発は必要だと主張していて、最後の最後の部分だ。
 「日本は原子力の平和利用を通じて、核拡散防止条約(NPT)体制の強化に努め、核兵器の材料になり得るプルトニウムの利用が認められている。こうした現状が、外交的には、潜在的な核抑止力として機能していることも事実だ」
 「原子力の平和利用(原発)は核抑止力だ」と天下の公器、日本で一番読発行部数の多い新聞が白昼堂々と言っているのだ。最近はネットに押されまくりの大新聞ではあるが。日本の核武装、今までは議論の表舞台には絶対に上がってこなかったが、推進派の間では議論されてきたことだ。



理由なき反抗part2

 クリスちゃんとぼくは丸イスに座って、冷たい麦茶をごくごくと飲んでいる。

 ばび「さてぼくの若い頃には学生運動というものがあったんです。ぼくも18歳で東京に出て行ったときには、目を見張り、機動隊への投石に加わったんです。他のデモの参加者から「もっと大きな石を投げろ!」と注意されて、拳より大きな石を拾って、思いきり投げたものです。機動隊からは石が当たって、ゴツッという音と、反動でひるむ姿が見えていたよ。相手は完全防備だから、イタくないんだろうけれどね。三里塚へも行ったし、何度か知り合いの活動家からセクトへのお誘いがあった。オルグって言うんだけれどね。オルグって「オーガニゼーション(組織化)」のことで、活動家と差し向かいで、何時間も説得を受けるんだ。公安のスパイが潜り込むこともあったから、オルグのときにはセクトの人間も慎重だったよ。弾圧を繰り返す既成権力と戦うために、反抗する側のセクトも組織化をして小権力だった訳ですよ。既成の社会組織のハグルマになるのがイヤで、反抗していたのだから、セクトの一員になることにも抵抗があった。いろいろな組織からお誘いがあったけれど、結局どの組織からのオルグも断ったよ」



理由なき反抗part1

 クリスちゃんは店の奥の、ガラス面を新聞紙で囲った水槽の水面にスポイトでエサを流し込んでいる。

 ばび「ブライアンシュリンプですか?」
 クリスちゃん「ええ、このエビの仔は稚魚の餌に最適なんです。10日前にエンゼルフィッシュのツガイが生んだ卵が孵ったのです。」
 水槽の新聞紙の隙間から覗いてみると、5mmに満たない稚魚がいっぱい、尻尾を振ってちょろちょろ泳いでいて、膨らんだお腹にはブライアンシュリンプの赤い色ついている。
 ばび「かわいいですね」
 クリスちゃん「このエンゼルフィッシュ、とっても大食漢なんですよ」



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プロフィール
佐野 卓志
(さの たかし)
1954年生まれ。20歳(北里大学2回生)のとき、統合失調症を発症、中退。入院中、福岡工業大学入学・卒業。89年、小規模作業所ムゲンを設立。2004年、PSWとなる。現在、NPO法人ぴあ、ルーテル作業センタームゲン理事長。著書に『こころの病を生きる―統合失調症患者と精神科医師の往復書簡』(共著、中央法規)『統合失調症とわたしとクスリ』(共著、ぶどう社)。
ムゲン http://www7.ocn.ne.jp/~lutheran/
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