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佐野卓志の「こころの病を生きるぼく」 2010年07月

女の子から嫌われました

 豆腐をぶつけて殺してやろうと思ったこともあるし、1階の窓から飛び降りて自殺しようかと思ったこともある。
 宇宙の中にたった一人で浮かんでいる地球からの、来るか来ないかわからない微弱な電波を受け取る人工衛星のように寂しかった。人と人とはどこかでつながっているという言葉は、たぶん嘘だと思った。ぶつんぶつんと、中華包丁でぶった切れている。



子ども虐待について(part3)

 日本では、性的虐待の報告例が欧米より圧倒的に少ないことが指摘されているけれど、『子ども虐待という第四の発達障害』(学研)という本の著者である杉山登志郎氏は、「数年以内で我が国でも性的虐待は社会的に噴出するのではないか」と予言している。



子ども虐待について(part2)

 虐待された子どもが現実のつらさ寂しさを忘れるために空想にふけり、ロマンチックに育つことも多いだろう。怖い! やめて! 助けて! 嫌! これらの感情が子ども自身を助ける役に立っただろうか? だから感覚のスイッチを切って、ボーっとすることも多い。これはもうろう状態や解離症状と紙一重だ。しかし、ロマンチックな子どもが大人になって芸術家などになるかもしれないし、これも紙一重だろう。「芸術家は家族から離れられない」という言葉を聞いたことがある。機会があれば、考えてみたい含蓄ある言葉だ。



子ども虐待について(part1)

 障害者の人権や女性の人権状況もひどいが、今世の中でもっともないがしろにされているのが、子どもの人権だと思う。なぜかというと、子どもは自分に人権があることすら知らない、幼く無防備で親から逃れることもできない状態だからだ。加害者である親は隠そうとするし、事態を知りえてかかわっている専門家だけが、わずかに被虐待児の弁護士でありうる可能性がある。



人の一生は子ども時代に決められる…、ようだ(part2)

 ぼくの一生は、親から自立し子どもを育て、自分で切り開いてきたと思ってきたけれども、実は今もそんな親から呪縛を受けているのを感じている。
 ある心理学者が、「自分は子どもを犯罪者にも弁護士にも育ててみせる」と言ったそうだが(注)、子ども時代に親の仕込んだ時限爆弾によって、ぼくは一生その影響から逃れられずにいる。対決することなく、いつまでも親の影響から逃れられない人は多いのではないだろうか。



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プロフィール
佐野 卓志
(さの たかし)
1954年生まれ。20歳(北里大学2回生)のとき、統合失調症を発症、中退。入院中、福岡工業大学入学・卒業。89年、小規模作業所ムゲンを設立。2004年、PSWとなる。現在、NPO法人ぴあ、ルーテル作業センタームゲン理事長。著書に『こころの病を生きる―統合失調症患者と精神科医師の往復書簡』(共著、中央法規)『統合失調症とわたしとクスリ』(共著、ぶどう社)。
ムゲン http://www7.ocn.ne.jp/~lutheran/
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