メニュー(閉じる)
閉じる

ここから本文です

訪問看護を担う看護師の新シリーズ第1弾!


 地域包括ケアシステムが喧伝される中、当たり前のことかもしれませんが、訪問看護の重要性はますます高まっています。これからもいままで以上に国民から求められる存在になっていくことに間違いはないと思います。

 その訪問看護を担っている看護職の方々に向けた新しいシリーズを発刊しました。訪問看護の現場でニーズの高いテーマである「精神科」「小児・重症児者」「フィジカルアセスメントと急変対応」「緩和ケアと看取り」「認知症」の5書名で「Q&Aと事例でわかる訪問看護」のシリーズを構成しています。本書はその第一弾になります。

 本シリーズは、基本的に「基礎知識」「Q&A」「実践事例」の3部で構成しています。「精神科訪問看護」の巻では次のような内容になっています。

 「基礎知識」では、各精神疾患の概要、代表的な治療薬の一覧と作用・副作用、症状別の看護技術、家族支援、退院支援などについて詳しく述べています。

 「Q&A」では、現場でよくある疑問を28項目掲載し、そのすべての項目にイラストを収載しています。1から3コマのマンガで、ここを拾い読みするだけでも精神科訪問看護師の仕事を理解することができそうです。イラストは訪問看護ステーションに勤務している現職の訪問看護師が描いたものなので、現実をよくとらえた内容になっています。

 「実践事例」では、統合失調症、薬物依存、虐待、合併症、多職種連携といった地域での代表的なケースを取り上げ、そこで展開した看護の実際と事例の考察を行っています。

 さらに、本書では「資料」として、訪問看護指示書や手帳の様式などを掲載しました。

 精神科の領域では、地域移行・地域定着支援がすっかり定着してきた感があります。当事者が地域で生活していくためには医療的な支援が欠かせません。地域医療の最前線にいる訪問看護師の方々に益する実務書としておすすめしたいと思います。

(中央法規出版 第1編集部 澤誠二)

→本書のご注文はe-booksから