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「介護過程」を現場できちんと実践するための知識と技術をまとめました!


 「介護過程」について、みなさんはどのようなイメージをもっているでしょうか。

 本書を企画するにあたり、養成校の学生や介護の現場で働く介護職の方々に聞いたところ、次のような意見が多数を占めました。

  • ◆学生:「大切だということはわかるけど、ややこしくて何だかむずかしい」「しっかり理解したつもりでも、実習先ではうまくできなかった」「実習できちんと展開できるか不安」…。
  • ◆介護職:「現場で実践しているけれど、理論的に説明しようとするとむずかしい」「実践してはいるものの、何となく自信がない」「介護過程をきちんと展開し、自分たちのかかわりを利用者や家族にわかりやすく説明したい」…。

 そこで本書は、学校での授業と介護現場をつなぐような「実践的な介護過程を学ぶ本」として、介護過程の大切さ、介護過程の展開に必要な視点、目標や計画の立て方等について、事例とワークを用いてわかりやすくまとめました。

 第1章で介護過程の大切さ、第2章で介護過程とは何かを学び、第3章で介護過程の展開を支えるさまざまな視点を得て、第4章で事例を読み解きながら実践方法を理解するという、とてもオーソドックな構成になっています。全体を通して、介護職の役割である「生活支援」を実践するためにどのように介護過程を展開したらよいのか、という視点で解説しています。また、「ワーク」で内容を振り返りながら読むことで、より具体的に理解できるように工夫しました。

 「理論は苦手…」という方、「とにかく実践方法を知りたい」という方は、第4章の事例から読んでいただくとよいかと思います。

 「介護過程」は、今後の介護福祉士の専門性に深くかかわると言われています。「介護過程」にむずかしさや不安を感じている方はもちろんのこと、実習生や後輩に指導する立場の方、「一度じっくりと納得いくまで学んでみたい」「自分のモノにしたい」という方にもぜひ手に取っていただきたい一冊です。

(中央法規出版 第1編集部 須貝牧子)

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