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日本の医療
――その仕組みと新たな展開――

複雑な医療制度をわかりやすくひもとく


 医療は、国民だれもが世代を問わず利用する、最も身近な社会保障サービスです。

 また、日本の医療の大きな特徴である国民皆保険制度を守り、国民によりよい医療を提供することは、党派を問わず一致して支持される重要な政策目標であることは言うまでもありません。

 医療は、GDPの1割を占める規模となっていますが、医師の免許や医療機関の監督などの公的な規制を伴い、また医療費の大部分が公的医療保険制度の診療報酬によって支払われるなど、法制度と深く関係し、政策動向に大きな影響を受ける側面をもっています。人口構造の変化をはじめとする日本の大きな社会経済変動の過程で、適切な医療政策を講じ、将来にわたって国民の医療をいかに確保していくかは、これからの日本にとって大きな課題といえるでしょう。

 では、その医療とはどういう仕組みで成り立ち、またどのように変化していこうとしているのでしょうか?

 本書は、厚生労働省の医療担当部局で要職についた著者が、そうした関心に応えるべく、日本の医療の現状と課題、医療保険や医療提供体制の諸制度など、日本の医療政策全般にわたる解説書としてご執筆したものです。

 また、図表を多く用い、医療政策分野の重要事項についてコラムを多く設けて解説するなど、読者の理解を深めるための工夫をしています。

 最近の医療制度改革の動向に関しても「社会保障・税一体改革」「2014年医療介護総合確保推進法」、さらに平成27年5月に成立したばかりの「2015年医療保険制度改革」についてそれぞれ章を設けて解説しており、類書にはない最新の情報を収載しています。著者の「最新かつ正確な情報をいち早く届けたい」という思いが、スピーディな発行につながりました。

地方自治体職員や医療福祉の実務に携わる社会人の読者を念頭に、1冊で医療制度全般の成り立ちと仕組みが理解できる構成になっています。

 本書を通じ、少しでも多くの方々が医療政策に関心を深め、これからの日本の医療を支える方々の一助となることを望んでいます。

(中央法規出版 第1編集部 相原文夫)

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