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あなたの“やる気”を糧に、福祉の仕事“で”更なる飛躍を目指す!


 本書は、雑誌「ケアマネジャー」の連載「きらりと光るプロフェッショナルの仕事のルール」24回分(隔月掲載なので4年分!)をまとめたものです。

 連載は大変好評で、随所に「久田節」が軽快に炸裂し、読みごたえがあります。

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 単行本化に伴い、著者の久田先生に加筆をしてもらったとはいえ、単にその原稿を書籍に流し込んで、まとめちゃえばいいや!というのは編集者の怠慢です。例えばこの連載を既に読んだ人にも、改めて「買いたい」と思ってもらえる本にするための工夫が必要です。今回は、その編集サイドの工夫を、少しだけご紹介します。

 まずは、見出し(章のタイトル)の横に本文の内容がつかめるような小タイトルをつけました。読み始める時、本文にはどんなことが書いてあるのか、なんとなくイメージできるだけで格段に読みやすくなるんですよ。また、各章の終わりに、まとめとなる格言(「久田が説く!」)をいれ、読み終わった後にも何が書いてあったのか、しっかりと身につくようにしました。

 これらに加え、イラストの挿入や表を大きくして読みやすくするなど、本が苦手な方でも手にとっていただけるような仕掛けをしました。読まれる方は、こうした「仕掛け」にも是非注目して読んでいただけたらと思います。

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 久田先生は、福祉職員のスキルアップのためのセミナーや講演会を月に何度も開催しています。そのため、本書も現場のやってしまいがちなリアルな問題・課題に対する心得が豊富に収載されています。

 例えば、『何となく冷たい態度を示す職員へのかかわり方』(第3章)『“ダメ上司”を“よき上司”にするための“よき部下”になる』(第4章)など、「あるある~」と思ってしまう内容から「ドキッ」とする内容まで、全24章にわたって解説されています。

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 「人気テーマパークのホスピタリティを福祉職員が学ぶのではなく、福祉の現場のケアを他のサービス業が学びに来るような、そんな輝く福祉現場を目指したい」編集打ち合わせのときに、久田先生はこのようにおっしゃっていました。

 本書は利用者本位サービス実現のための久田先生の熱い思いがこめられています。福祉職員の方で、自分の仕事に、そして職場の雰囲気に、なんだかもやもやを感じるという方に是非読んでいただきたい一冊です。

(中央法規出版 第1編集部 鈴木涼太)

→本書のご注文はe-booksから