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高齢者ケアを変えるユニットケアのアセスメントツール 24Hシートの作り方・使い方

高齢者のサポートを「見える化」


 皆さんは24Hシートを知っていますか? 特別養護老人ホームなどの利用者の生活を1日24時間の時間軸に沿って支援するためのアセスメント表です。

 これまでの高齢者介護では、利用者の生活を「食事」「入浴」「排泄」と生活場面ごとに切り取って支援していました。しかしそれでは、利用者の生活を継続的に支援することは困難です。24Hシートは、継続的な支援を目指す施設の職員が試行錯誤を重ねた末の賜物といえます。

 ここで、実際の24Hシートをご紹介しましょう。


 縦軸には時間を記入します。横軸は「生活リズム」「意向・好み」「自分でできる事」「サポートの必要な事」という枠が基本になります。職員は利用者一人ひとりにこのシートを作成し、日々の記録などの情報をもとに埋めていきます。そうすることで、利用者の「意向・好み」に対して、利用者が「自分でできる事」は何なのか、どのようなサポートがあればそれが可能になるのか(「サポートの必要な事」)が1枚のシートで可視化されます。

 可視化することで特定の職員だけでなく、すべての職員がすべきことを理解し、サービスの質の担保にもつながるのです。

 本書の作成にあたっては、著者である秋葉都子さんと何度となく打ち合わせを行い、初めて24Hシートを使う人にわかりやすい、使えるかどうか、検討を重ねました。著者の思いとして、単なるアセスメントシートにとどまらず、施設の運営にまで利用できる点をどのように伝えればよいのか。実践者の例示を踏まえて紹介しています。

 24Hシートは進化し続けるシートです。個々の施設によって使い勝手のよいように改良もされています。本書はその手始めとなることでしょう。

(中央法規出版 第1編集部 平林敦史)

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